
こんにちは。
ノア音楽教室の大岡史恵です。
ここ(ホームページ内のブログ)では、
今のところ、子どものピアノコースについて
主に書いています。
今日は、大人の生徒さんのことを書きますが。
大人の生徒さんで、アンサンブルに挑戦している方がいらっしゃいます。
一人で弾いていたのが
ピアノの先生との連弾にチャレンジし、
大人の生徒さん同士でやってみて、さらに合わせる楽しさと難しさを知り、
今度は、プリモとセコンド(ふたりの担当声部)を入れ替えて、伴奏の役割を体験し・・・。
そうして、徐々にアンサンブルの楽しさに目覚めて、
今回は、チェロと合わせます。
ピアノ以外の楽器と合わせるのは初めて。
テンポの変わるところが多い曲ということもあって、
難易度も高い曲です。
毎回、改善点をびっしり書き込み、
頭の中がいっぱいになったのをお家で咀嚼し直してきて、
どんどん吸収していっているな、と感じています。
アンサンブルをするには、手間がかかります。
まず、合わせる前提として、
ひとりひとりが止まらず通して弾けていないと成り立ちませんから、
個人での練習もきちんとしないといけない。
相手と合わせるわけですから、
自分が弾くのでいっぱいいっぱいでは、ムリです。
そしてもっと言うと、「相手に合わせる」のでなくて
「一緒に音楽を作っていく」のです。
「あ、そうくるのね?」
「うんうん」
「あ、そっち?」
「ついてきて!」
など、まさに音で会話ができてしまう感じなのですが、
そこまでいくと、ホントに楽しいです。
わたしは、学生時代にコントラバスにのめり込んでいて
オーケストラで弾くのが本当に楽しかったし、
合唱やいろいろな楽器の伴奏を数多く経験してきてもいるので
伴奏が大好きです。
この楽しさ、子どもの生徒さんにもホントは味わってほしいなぁ
と思っています。
子どもも保護者さまも忙しい現代、
なかなか、お声がけしにくいままときが流れていますが。
せめて、ピアノ同士の連弾で
「合わせる」ということ、「一緒に音楽を作る喜び」を味わえる生徒さんが
ひとりでも多いといいなと願っています。
でも、そのためには、ある程度練習しないといけません。
今度の発表会では、
ソロ曲に余裕がありそうな生徒さんには
連弾をしない⁈
と声をかけようと思いながら、
レッスンをしているこの頃です。