
こんにちは。
ノア音楽教室の大岡史恵です。
12月に開催したクリスマスコンサートでは、
「自分で選んだ好きな曲を弾く」
ということをテーマとしましたが、
次のホール発表会では、
「講師(わたし)が選んだ数曲の中から選ぶ」
ことにしています。
大きい生徒さんから、曲が決まってきたこの頃です。
今日のブログでは、「今度の発表会ではなぜ好きな曲ではないのか」
ということについて書こうと思います。
(1/16のブログ「ぼちぼち始まっています」の続きでもあります)
「好きな曲でない」とはいっても
わたしの方で選んだものが絶対!…なわけではなくて、
何曲も候補曲を出した中から、弾きたいと思う曲を選んでもらう
というスタイルです
(ただし、ピアノをはじめてからだいたい1年未満の生徒さんや
幼児さんについては、こちらで決めさせていただくことが多いです)。
自分が選んだ曲に向かうことによるモチベーションの高さも
捨てがたい魅力ではありますが、
毎回それでは、子どもたちの世界が拡がりにくいと考えています。
わたしはピアノの先生という立場ですから、
世の中にどんな素敵な曲があるのか、生徒さんたちよりはるかにたくさん知っていますし、
今もずっとずっと、いろいろなセミナーや新刊本のリサーチなどを通して
勉強・研究し続けているので。
過去の名曲の数々はもちろんのこと、
現代に生きる作曲家が
今の子どもたちの持ち味を活かせるように
また今の子どもたちの心に響くように作った曲、
など、
発表会という場で「映える」曲、
その子の持ち味を発揮できる曲、
発表会が終わっても一生心に残る曲、
さまざま考えて、候補曲を提案しています。
学年が上の生徒さんから、ただいま絶賛選曲中ですが、
何曲も目の前で弾いてあげて
その曲の魅力や大変ポイントなどをお話してあげていると
「あ、コレ!」と生徒さんの顔がパッと輝く瞬間があるんですよね。
世の中には、まだ知らないだけで素敵な曲がたっくさんあるんです。
いろんな曲と出会ってほしいです。
そして、「自分の好き」を見つけてほしいと思っています。