こんにちは。
ノア音楽教室の大岡史恵です。
今日は、先日(1/5)のブログ記事の続きを。
先日のブログでは、
「なぜ年度の切り替わりが4月と5月なのか」
という話でしたが、
「レッスンノートの更新が5月になったきっかけ」
について書いていこうと思います。
ノア音楽教室では、オリジナルのレッスンノートを作ってお渡ししています。
かつては4月から新しいものに更新していたのですが、
今では5月更新としています。
そのきっかけは、コロナ禍でした。
2020年4月に緊急事態宣言が出されたことにより、
生徒さんにレッスン室に通っていただくことを原則ストップいたしました。
レッスンは、オンラインという形で継続させていましたが、
3月の年度末のお休みに作っていた、新年度のレッスンノートを
お渡しすることができない・・・
という事態になりました。
どうしたものか・・・と思いながら、
レッスンノートはナシのままでオンラインレッスンをしていた1ヶ月間。
いっそのことレッスンノーをやめてしまおうかと思ったこともありましたが、
学校へも行かずメリハリのない日々を送る子どもたちにこそ
自分のピアノレッスンを見つめるノートは必要なのでは?!
とあらためて思いました。
このまま一体どれだけの期間、こんな日々が続くのか・・・
先の見えないトンネルに誰もが入ってしまっていたあの頃・・・。
とにもかくにもゴールデンウィークがやってきて、
慣れないオンラインレッスン続きの緊張感を一旦緩めることができて、
ストンと腹落ちしたのです。
このままこうしていても仕方がない、と。
緊急事態宣言が続く中、以前にもまして外出しなくなったこともあって
運動がてら、皆さんのおうちのポストにレッスンノートをお届けすることにしました。
郵送することもできたわけで、
知らないうちにご自宅の前まで先生来たんだ、と気味悪く思われたら・・・
との想いもよぎりましたが、
結果として、自分の足で歩いて回って良かった!!
心からそう思っています。
生徒の皆さんが、どこからどれくらいの時間をかけて
レッスンに通ってくださっているのかが
わかったからです。
漠然と、「遠くから通ってくださっている」とか
「あちら方面から来てくださっている」とか
「車で」とか「自転車で」とか
把握していたつもりでも、
実際自分の足で歩いてみると
(自転車とかでなく、全部歩いたのでした、笑)
「こんなに遠くから!」
と実感して
あらためて感謝の念が湧いて来たり、
なにより、
「もしも災害などがあって徒歩で帰宅してもらわなくてはならなくなった場合
どういう道を通って帰って行かれるのか」
「保護者さまのお迎えを待たなくてはならなくなった場合の道程と所要時間」
を把握できたことは、
お子さまをお預かりする教室運営者として大切なことでした。
・・・といいつつ、その後ご入会された方について
実際におうちの前までわたしが行くということは、
その後していませんが
(やっぱり気味悪いでしょ・・・と遠慮しております)。
コロナ禍、「レッスンの継続を!」と必死に教室の運営をしていた日々でしたが、
気づかされたことはいくつもありましたねぇ。