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9/15 合唱の伴奏から学びを得た中学生男子

 

こんにちは。

ノア音楽教室の大岡史恵です。

 

(今日の写真は、ブログの内容とは直接関係がないけれど

昨年ホール発表会をしたときのものです)

 

 

合唱コンクールの伴奏オーディションや

実際の伴奏に振り回されがちなこの時期・・・

 

(ピアノの先生ならいろいろなケースを見てきて

想うところあるかと思います、

「振り回される」ってこと。

ピアノの先生が、というよりも、

かわいいウチの生徒たちが、です)。

 

 

ある中学生男子が、伴奏者の「副」のポジションになったと。

 

クラスのとてもピアノが上手な子が伴奏者になり、

その子に当日もしものことがあった場合の「副」として

先生から依頼されたのだそうです。

 

曲は、つい数年前もウチの教室の中学生男子が伴奏したもの。

 

 

長いくて、譜読み、それなりに大変です。

 

マイペースでピアノと向き合ってきたこの生徒さんにとっては、だいぶ大変。

 

すごくがんばればできるとは思うけれど、

この伴奏だけに時間を費やせるわけもなく、

 

部活、勉強、そしてノア音楽教室のクリスマスコンサートの曲、

どれもやりながらでは、なかなかな重荷だと思います。

 

なんといっても、「副」というポジションなのが、

モチベーション的になんとも・・・。

 

彼自身も、そういう人の存在も必要だとは理解しているし、

人一倍責任感のあるタイプ、

 

とはいえ、やっぱり

「(伴奏を)やるかやらないかわからない、やらないかもしれない」

のに、忙しい中練習するのは酷ではあります。

 

とっても気持ちがわかるので、

「だよねぇ」と愚痴のような話をして気持ちも受け止めつつ、

 

まずは着手できるところをアドヴァイスしました。

 

 

もちろん、全部をカンペキに弾けたら間違いないけれど、

 

伴奏として、皆の役に立てるには…、足を引っ張らないためには…

という観点から、

今できる最低限のことから着手しよう、

それには、まずはココを弾いといて、

 

といった感じです。

 

 

この生徒さんと話している中で、こんなことを言っていました

 

「伴奏者って、たくさん練習して、時間使って、責任もあって、

すっごく大変なんだってわかった。

 

当日は、ホールだし、

人いっぱいいる中で弾くから緊張ハンパないし。

 

でも、それが当たり前みたいになってて、

合唱の主役はみんなだし、

感謝もあんまりされないんだな。

 

そういえば、去年伴奏してくれていた子に、

オレ、お礼を伝えなかったな~」。

 

 

他者を思い遣る視点が育っていて、すごいな、と感動しました。

 

いい子に育ってる・・・(泣)。

 

 

それにしても、

合唱コンクールのタイミングが

ノア音楽教室のクリスマスコンサートと被りすぎていて

試練だなぁ、

がんばれ!

 

がんばった分だけ、ホントに弾けるようになるのが、

合唱の伴奏でもあります。

 

応援しています!!