こんにちは。
ノア音楽教室の大岡史恵です。
オリンピック、盛り上がっているようですね
(わたしはなぜだか、今回一つもテレビ観戦していませんが)。
先日のレッスンの中で、オリンピックの選手を例えに出したことを今日は書こうと思います。
「弾き間違え」というのは、ピアノの練習にはつきものですが・・・。
間違えた後、どうするか?
ということです。
ここでは、ピアノ練習においての話とします
(本番で間違えたときの話ではない、という意味です)。
多くの人がやりがちなのが、
「もう一度、戻って弾き直す」ことではないかと思います。
で、また間違えて、また弾き直す。
何度も何度も・・・。
それって、「間違えの回路を脳と指に教え込んでいる行為」ですから~!
わたしも、つい、やってしまいがちなのですが、
2度目も間違えたら、それはやはり回路を作り直さなければならない、
と思っています。
生徒さんには、こう言いました
「オリンピックの選手は、ものすごく練習してこの場に出ているわけじゃない?
例えば体操の床の種目の練習のとき、
宙返りに失敗したとしたら、
彼らは、じゃあもう一回、もう一回!
と何度もやったりはしないと思うのよ。
どの動きが悪かったのか、
どこをどうしたら良かったのか、
自分で考えたり、コーチから指導を受けたり、
ビデオに撮ったものを観て解析したり、
たぶんいろんな改善を考えて
積み重ねているんだと思うの。
ピアノの練習も同じじゃないかと思うのよ。
間違えたら、何も考えずにすぐに弾き直さない。
少なくとも、何をしちゃったのか、
どうすれば良かったのか、
一旦考えてからにした方が、
上手になると思うよ」。
生徒さん、なるほど~と思ってくれたようでした。
そうは言っても、つい、
弾き直してなかったことにしようと思う気持ち、
わたしもよ~くわかりますけれども。
積み上がって行く練習をして
効率よく上達したらいいですね。
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