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7/29 「ノー練」の生徒さんのレッスン一コマ

こんにちは。

ノア音楽教室の大岡史恵です。

 

諸事情あって練習をしないで一週間を過ごした生徒さんとのレッスン一コマについて、今日は書こうと思います。

 

 

まずは、前置きから。

 

ほんとうは、練習はしてきたほうが、

いいに決まっています。

 

ある程度弾けていれば、

その先のことを指導できるので、

上達のスピードはだいぶ違うでしょう。

 

こうした物理的な面だけでなく、

最終的に一番大切なモチベーションの面でも、

 

練習をしてあれば、

「先生、弾いてきたよ!」と得意げにレッスンに入る子がいたり、

 

逆に、練習をあまりしていない自覚があると、

なんだかきまり悪いみたいで

(大人も同じですよね)、

ぐだぐだから始まる子もいたり(笑)。

 

 なので、

王道は、「おうちで練習をしてくること」。

 

安っぽい言い方をするなら、

コスパを考えるならおうち練習をすること・させる環境を作ること、です。

 

とはいえ、お子さんによって、時期によって、その他ご事情によって、

いつもいつも理想通りとはいかないわけで。

 

 

というわけで、お家練習があまりできていなくても、

レッスンでは何かしら得て帰ってもらうように

そして、お家で練習したい気持ちに少しでもなって帰ってもらうように、

わたしの方もあれこれ繰り出しています。

 

 

前置きがすっかり長くなりました。

 

ノー練だった生徒さんとのレッスン一コマ。

 

レッスンに来るのは嫌じゃない、

わたしとも楽しそうにやり取りしながらレッスンを受けていますが、

でも、ちょっと難しいことには負担を感じてしまう、

練習は好きじゃない、

そんなお子さん

(練習が好きな子は、まああんまりいないでしょうねぇ)。

 

そこで、持っているテキストの中でも、

易しい、知っている曲の多い曲集(ピアノひけるよジュニア)のみをやることにしました。

 

メインでやってきたテキストからすると

この生徒さんにとってはだいぶ易しいものです。

 

まずは「ぶんぶんぶん」。

 

いきなり弾かせないで、

楽譜を一緒に眺めて

同じところや手こずりそうなところを確認。

 

部分練習をしたりしながら、

まずは弾けるようになり。

 

それからわたしが伴奏を付けて

アンサンブルをしたり。

 

ストーリー仕立てにして、

「お友だちが来るからケーキを買って来よう!」

「あ!お茶買ってくるの忘れちゃった!

残り時間あと5分!

急いでまたお買い物だ~!」

とか言いながら、

少しずつテンポを上げて弾いてみたり。

 

結果、何度も弾いて、テンポも上げて、

楽しくスラスラ弾けちゃいました。^^

 

 

次に、「ちょうちょう」。

 

これも、負担感なく弾けるところまでもっていくのは同様。

 

今度は、移調奏に挑戦です!

 

「ソ」で始まったちょうちょうを

「レ」で始めたらどうなると思う?

 

この子にとっては初めてのことだったので

最初は戸惑っていましたが、

なんかできた!

 

からの、昔手作りしたカードがあったので

(どれみ・・・をひらがなで書いてラミネートしただけのもの)

「カードを裏にして1枚取って、引いたカードの音から弾く」

というゲームにしてみました。

 

楽しみながらチャレンジしてくれました。

 

 

レッスンの終わりに

 

「今日やった、いろんな『かっこう』を

よかったらママにも聴かせてあげてね!」

 

「今度は、ファから弾くのにチャレンジしてみて!

もしできたら今度聴かせてね!

わからなかったら、また一緒にやるのもいいよ!」

 

と言って、送り出しました。

 

 

お家でまた弾いてくれたらいいな~。