映画『羊と鋼の森』を観てきました!
たくさんのピアノが出てきて、ワクワクでした。
先月、セミナーで調律師さんのお話をうかがい、
ほんのちょっぴり調律師体験もさせていただいたので、
生意気ながら、調律の大変さ(微妙な音を合わせていくことはもちろん、結構、力が必要なんです)がよくわかった上で見られて、良かったです。
静かなしずかな、映画です。
音も、心の動きも。
調律師が主役の映画らしいな、とこっそりにんまりしてしましました。
だって、私が知る調律師さんって、どの方も、たたずまいが静かなんです。
静かなんだけど、内面で情熱がある方…そんなイメージを持っています。
映画を観ながら、家に帰ったらすぐにピアノの蓋を開きたい、そして、曲でなくて一音を弾いて耳を澄ませたい、と思いました。
人気俳優 山崎賢人さんのおかげで、ピアノにも、ピアノ調律師というお仕事にも、光が当たって、関心を持つ人が増えたらいいなと思います。
先月、調律師さんのお話で知ったのですが、近年、調律師を養成する学校や学科が、募集を停止しているそうです。
電子ピアノの普及や、少子化の影響なのでしょうね。。。
調律師という職業が、いっそう希少な職業になっていく。
危機感を持っています。
中学生の頃、漠然と、調律師になりたいと思った時期がありました。
そう思っていた矢先に、ピアノの先生から「音大に行くなら今がギリギリよ」と言われ、
それまで、音大なんて全く考えてもいなかった私はあまりにびっくりして、
なんにも言えないまま、調律師への想いを封印してしまいました。
まぁ、「調律師になりたいんです!」とあのとき宣言したからといって、何になれたかはわかりませんが。
調律師というお仕事、今でも憧れです。
ちなみに、『月間ショパン 6月号』に特集されています。